2024年7月5日、米国政府高官はZoomでオンライン記者会見を開き、翌週にワシントンD.C.で開催されるNATO（North Atlantic Treaty Organization：北大西洋条約機構）創設75周年を記念する首脳会議について言及した。初日の9日の式典の後、10日には、NATO同盟国32か国の指導者およびNATOパートナー国の指導者による会議を開催する。バイデン大統領は、NATOの75年間の歴史とその重要性を強調し、特にウクライナへの支援を再確認する予定である。最終日の11日には、インド太平洋地域のパートナー国（オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド）との協力を深めるための会議も予定されており、民主的価値観を支持する強いメッセージを世界に発信することが期待されている。
政府高官は、「バイデン大統領が就任以来アメリカの国際的地位の回復とNATOの再構築を目指し、NATOはスウェーデンとフィンランドを新たな加盟国として、ロシアのウクライナ侵攻に対するグローバルなパートナーシップを強化した」と述べた。
会議には、ウクライナのゼレンスキー大統領も参加し、ウクライナのNATO加盟に向けて、ウクライナの未来がNATOにあることを再確認し、ウクライナへの軍事的、政治的、財政的支援を強化する新たな発表が行われる予定である。また、ウクライナの防空能力と軍事能力を強化し、ロシアの侵略を抑止するための新たな措置が打ち出される見込みである。
同首脳会議は、ウクライナ支援を通じてプーチン大統領に対して強いメッセージを送るとともに、インド太平洋におけるパートナーシップを含めて世界の国々に対して民主主義の価値観を支持し、団結して立ち向かおうという重要なメッセージを送ることになる。