2024年6月26日、米国国立科学財団(NSF)から資金提供を受けたミネソタ州のインタラクティブ・ロボティクス・ビジョン研究所の研究者たちが、人工知能(AI)を搭載した高度な自律型無人潜水機(AUV)の開発を発表した。
研究チームは、複数のセンサーとモジュール式のコンポーネントが搭載されたAUVプラットフォーム「MeCO」を利用しており、広範なデータ収集、種の分布に関する詳細な洞察の提供、環境要因を理解するための包括的な生息地マップを作成する。この結果は、ミネソタ州の湖によく生息するホザキノフサモという名の藻や、さまざまな海藻類などの外来種を正確に特定し追跡するために使用される予定である。
「MeCO」はオープンソースプロジェクトであり、研究者たちは近い将来、オープンソースライセンスの下で研究コミュニティや一般に公開する予定である。この革新的な研究プロジェクトは、海洋学や水中環境科学の分野において大きな進展をもたらし、重要な水生生態系の保全と管理に強力な新ツールを提供することが期待されている。