6月26日、安全保障政策を担当するジェイク・サリバン大統領補佐官はヨアブ・ガラントイスラエル国防相とホワイトハウスで会談を行った。この会談では、イスラエルとハマスの戦闘を巡る人質解放と共に、現在進行中の停戦合意をまとめるための議論が行われた。
サリバン大統領補佐官は、レバノンのヒズボラのようなイランが支援するテロリスト集団からの脅威に対するイスラエルの安全保障へのアメリカの「鉄壁」の関与を再確認した。また、レバノンでの敵対行為の緩和と外交的解決を支援し、国境地域に住むイスラエルとレバノンの市民が自宅に戻れるようにするためのアメリカの継続的な取り組みについても議論した。
さらに会談では、ガザの人道危機についても議論が行われ、人道支援を拡大し、持続する必要性が強調された。サリバン大統領補佐官は、こうした取組みを支援するためのガラント国防相の努力とリーダーシップを評価した。また、ヨルダン川西岸地区の緊張緩和の重要性についても触れ、パレスチナ自治政府への税収送金(Clearance revenue)を遅滞なく行うことの重要性が強調された。