2024年6月25日、アメリカのロイド・オースティン国防長官は国防総省でヨアブ・ガラントイスラエル国防相と会談し、イランが支援するレバノンのヒズボラとの緊張緩和に取り組むよう促した。
会談中、オースティン国防長官は、アメリカのイスラエルに対する「鉄壁」のコミットメントを再確認し、2024年2月にアメリカが国家安全保障補足予算の一環としてイスラエルに140億ドル以上の支援を約束していることを強調した。また、同年4月にアメリカの緊急支援がイランからの攻撃に対するイスラエルの防衛を支援したことにも言及した。
会談では、イスラエルとレバノンの国境での緊張緩和、ガザへの人道支援の増加、そしてイランおよびイランが支援する組織の攻撃に対する共同対策についても話し合われた。オースティン国防長官は、ヒズボラの挑発行為が「イスラエルとレバノンの双方が望んでいない戦争に引きずり込む恐れがあり、そのような戦争はレバノンにとって破滅的であり、無実のイスラエルおよびレバノンの市民にとっても壊滅的な打撃を与えるだろう」と強調した。
さらに、オースティン国防長官はガラント国防相に対し、ガザ地区のパレスチナ市民と人道支援従事者の保護の努力を強化するよう要請し、ガザへの人道支援の分配を改善する方法についても議論した。ライダー報道官は、アメリカとイスラエルの当局者がパレスチナ人に必要な支援を確実に届けるためのメカニズムを検討する一方で、最も重要な側面は停戦であり、その責任はハマスにあると述べた。
また、オースティン国防長官は同日、ロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相とも電話会談を行った。オースティン国防長官がロシアの国防相と最後に話したのは、2023年3月15日に当時のロシア国防相セルゲイ・ショイグとの電話会談以来である。